日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
冬の牧場
JUGEMテーマ:自然風景

 

久しぶりに畜産試験場を散策してきました。
この前行ったのはいつかしら・・・しばらくご無沙汰していたのは確かです。
コスモスが満開だったことは覚えているけれど、トウカエデの紅葉のピークは見逃してしまいました。
今ではたくさん積もっていた落ち葉もすっかり地面の一部となって、その上を牛たちがのんびり歩いたり、寝そべっていたり。

    

前回訪れた時は、小さかった2頭の牛。肩をくっ付けあってじゃれながら歩いたり、走ったりしていたけれど、今は身体も少し大きくなり、落ち着いてきました。人間で言うなら、小学生から中学生になったという感じです。でも、もちろんまだ子牛ならではの愛らしさがありました。
枯葉のカーペットはあったかいですか〜?

      

柵で仕切られたとなりのスペースには、やはり2頭の牛。こちらも大人にはなりきっていないように見えます。先輩格の高校生といったところでしょうか。
つかず離れずという位置に仲良く並んでいます。
「仲良きことは美しきかな」
何を思っているのでしょう・・・満ち足りたその様子は、見ているこちらの気持ちまで、まあるくやさしくしてくれます♪

    

牧場の裏手にある「虔十公園林」にも行ってみました。
宮沢賢治の童話から勝手に名付けたスギの植林地です。
初めて見た時は本当に小さな苗だったのに、今は私の背をはるかに超えています。

    

こちらはその後に出来た第二「虔十公園林」
青い影がきれいです。1本の苗木にはひとつの影。1本1本の枝にもそれぞれの影・・・当たり前のことではあるけれど・・・

    
    

そして、何と第三の・・・!
銀色のシートが雪のようです。まだ細く、か弱そうにも見える苗木ですが、3年も経つと私の背を超えることでしょう、第一の「虔十公園林」のように。
そして、これらの苗木たちはやがて童話の終わりの部分のように素敵な林になるのかもしれません。

「全く全くこの公園林の杉の黒い立派な緑、さはやかな匂、夏のすゞしい陰、月光色の芝生がこれから何千人の人たちに本当のさいはひが何だかを教へるか数へられませんでした。
 そして林は虔十の居た時の通り雨が降ってはすき透る冷たい雫をみじかい草にポタリポタリと落しお日さまが輝いては新らしい奇麗な空気をさはやかにはき出すのでした。」


| 16:37 | のはら | comments(18) | trackbacks(0) |
春めく空
JUGEMテーマ:自然風景

冬らしい真っ青な空を見たのはいつのことだったでしょう・・・ちょうど大寒の日から春めいた空になったような気がします。晴れていても水色に近い空。
朝の空もパステル色でした。何だか、まだ眠そう〜zzz

    

今朝、小鳥の声があまりにも賑やかなのでベランダに出てみると、下の木立にシジュウカラがいました。
ツーピー、ツツピー、ジュジュジュ♪可愛い声で歌っています。
よ〜く見ると、葉を落としたケヤキの梢に、ヒヨドリに混じって何羽かの姿が。少しもじっとしていないで、枝から枝へと飛び回っています・・・いったい何をしているのかな?
私には鬼ごっこをして遊んでいるようにしか見えないのですが。
双眼鏡でも覗いてみましたが、あまりにも小さく素早い動き。ただ、肩から背中のあたりが少し黄色味を帯びているのはハッキリと分かりました。
このあたりにシジュウカラがやってくると、春が近づいている証拠。

  

夕暮れ時は、こんな風に灰色の雲が広がっていることが多かった気がします。日没の位置は、冬至の頃に比べると確実に西寄りになってきました。
どの山に沈むかで季節を感じます。お日さまに照らされて、山頂の木々まで見えるようです。ずい分遠くの山なのに・・・

     

これは上の写真の日とは違う夕空ですが、やはり灰色の雲が広がっていました。
雲の縁は金色の糸でかがったよう。太陽の動きに連れて、金色の縁飾りが変化していきます。すっかり沈むまで、つい見とれてしまいました。

           

このところ昼間は見えないことが多い富士山。
朝早くには、こんなふうに淡い桃色に染まった姿を見せてくれたり、あたりに夕闇が迫る頃、ぼんやりとしたシルエットになっていることもありますが。
春らしい柔らかな顔、冬らしい男性的なハッキリとした顔・・・富士山も様々な表情を見せてくれるようになりました。
 
| 16:22 | そら | comments(16) | trackbacks(0) |
暖かさに誘われて

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ここ2、3日暖かいので、ついあちらこちらへ寄り道。
寄り道というにはちょっと遠いのですが、埼玉県飯能市にある「生活の木」へも。
ここには素敵なハーブ・ガーデンがあります。
冬は殆んど花が無いのですが・・・やはり、あまりありませんでした(笑
アーチのスイカズラは寒さのため少し赤みを帯びています。夏の頃に比べるとすっかり乾いて、でも頑張って生きています。忍冬というもう一つの名前が浮かんできました。
何でもないガーデンの一画ですが、私にはホッとできる大好きな風景。

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向かって左はエリカの花。ショップの横にたくさん咲いています。南アフリカ原産の常緑低木。11月〜4月頃まで咲き、桃〜薄紫色の花を咲かせます。
品種はいろいろあるそうですが、これはジャノメエリカでしょうか。花の中心の黒い部分(葯)が蛇の目模様に見えることから名付けられたそうです。

真ん中の植物には「カレープラント」という名札が立っていました。
細い針状の葉が日を浴びてキラキラ☆
近づくと仄かにカレーの香りがしました。

右はストックでしょうか。暖かな空気の中で楽しげに咲いていました。
唯一の花らしい花で、これらが無かったら淋し過ぎる冬の庭でした。
去年はクリスマスローズが咲いていたのですが・・・

100120_1210~001_001.jpgハーブ・ガーデンに行った時は、飯能駅のそばで買い物もしていきます。
駅まで行くのに大きな橋を渡りますが、いつもここを歩いてみたいと思っていました。
春のような陽気に誘われて、今回は思い切って実行。駅の近くのお店に車を停め、橋まで歩いて戻ってみました。
広々とした景色が気持ちいい !

さらに橋の横の小道を下り、川原まで下りてみると・・・
入間川にはシラサギが1羽いて、目の前をゆうゆうと飛んでいきました♪

| 17:34 | のはら | comments(14) | trackbacks(0) |
冬のベランダから

今日のベランダは久しぶりにポカポカ♪
雑草を抜いたり、肥料を施したり、枯葉を取り除いたり・・・作業をしていると背中にお日さまの光を感じます。
今、咲いているのは小さな花ばかり。

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向かって左から、ヒメミゾソバ、カレンデュラ、ローズマリー。
ヒメミゾソバは秋からずっと咲き続けています。金平糖のような愛らしさ。
小さな太陽のようなカレンデュラ。夕方になるとオヤスミナサ〜イと花びらを閉じて眠ります。
輝くような黄色を見ると元気が出ます。
しばらくお休みしていたローズマリーも咲き始めました。

100105_1441~002_001.jpgこれは10月に種を蒔いてみたリンゴです。
品種は「秋映」 
いかにも丸々とした立派な種だったので試しに埋めておきました。
まさか、こんなに早く芽が出てくるなんて !
この先、うまく育ちますように・・・
もう一種類、シナノスイートも蒔いてみたのですが、こちらはまだ沈黙しています。

100117_1049~001_001.jpgこれは何かというと、スイセンでもムスカリでもなくてニンニク。
キッチンで少し芽が出たのがあったので、例によって(?!)植木鉢に植えてみました。
今のところ、スクスク育っているようですが、どうなることでしょう・・・
収穫は期待していません。
ただただ、お花を見てみたい・・・

100117_1033~001_001.jpgブラックベリーを放っておいたら、何と3m以上伸びていました。1mくらいに剪定。
柔らかいので、クルクル巻いて麻紐で固定し輪にします。
ベランダのラベンダー、ゼラニウム、ローズマリーの花と、やはり剪定したバラの葉などを飾ります。
素朴でささやかなリースのできあがり♪


 
| 14:51 | ベランダ | comments(16) | trackbacks(0) |
初多摩川♪
JUGEMテーマ:冬のときめき


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今年になって初めて行く多摩川・・・何か特別な感じがします。
「初多摩川」なんて言葉は本当には無いけれど。
私がよく訪れる川原は何ヶ所かありますが、ここは羽村の堰より少し上流、宮下運動公園付近。春になればチューリップの畑を、夏には蓮の花を見に行くところ。

100109_1352~001_001.jpgお正月なので、川のほとりにある阿蘇神社まで足を延ばすことにしました。藤原秀郷お手植えの木があるという古い神社です。川沿いの土手が終わった所が参道の入り口。
ここから本殿まで多摩川を左に見ながら雑木林や原っぱなどを抜けていくのです。
途中には蛍の養成池も・・・池の底で春を待っているのでしょうね、蛍さんたち。半年たったら、輝きながら飛ぶのですね〜☆ 

100109_1359~001_001.jpg着きました。この鳥居?を潜ると本殿に続く階段へ。
屋根の下には赤い提灯が並んでいますが、その様子がとても可愛らしい。
私が子どもだったら、この提灯が大好きになるでしょう。今だってそうですけれど。
印象的な風景です。
夜は真っ暗な中に灯りが燈るのかしら・・・見てみたいけれど、途中の道がコワそう。

本当にちっちゃな境内です。近くの福祉施設のお年寄りたちもお参りに。
車椅子の方も何人かいらっしゃいます。寒いけれど、お天気が良くて何よりでしたね !
私もお参りして、おみくじを引きました。
去年の夏、ここでおみくじを引いたら、何と「凶」だったのです。凶って入っているのですね、確かに。もし、また引いたら嫌だと思いつつ・・・

今回は「大吉」でした♪
おみくじの言葉は自分を振り返るきっかけとして、神さまからのアドバイスとして、受け止めることにしています。
「春風の吹けば おのずと山かげの 梅も桜も花は咲くなり」
・・・本業をよくまもって静かにときの来るのをまちなさい 開運うたがいありません・・・
大吉といえど、あら? 待ち人は来るのが遅い、失せ物は物にかくれて出ず、旅立ちは十分でない 控えよ等々、なかなかキビシイ。
今は待ちの時らしい・・・それにしても、私の「本業」とは何だろうと改めて考えさせる言葉でした。
心当たりがあるような・・・ちょっとフラフラしていたかも・・・自分のこれからを少し考えてみたり・・・心をきゅっと引き締めて、もと来た道をたどります。

100109_1416~001_001.jpgツバキの木が何本も生えている広場へ寄りました。
春の木、椿はもう咲き始めていました。

手で触れることの出来る花、高い所に咲いている花、既に地面に落ちている花、それらのどれもが美しく、誇り高くその場にいます。
どの花も本業を忘れず精一杯生きている・・・尊敬に近い想いがひたひたと胸に広がっていきました。



| 16:14 | のはら | comments(16) | trackbacks(0) |
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