日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
センダン( 栴檀 ) に会いに
JUGEMテーマ:散歩

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昨冬、初めて出会ったセンダンの木。
その時は木の下に乾いた実が落ちていました。
初夏には花を見に行きました。薄紫の繊細な花はとてもきれいでした。
秋には鈴なりの実をぜひ見たいと思っていましたが、なかなか機会が無く・・・
でも、先日やっと会えました。

遠くから見ると、桜の並木の中に数本、枝先がオレンジ色にぼんやりと煙っている木々があります。近づくにしたがって、やさしいオレンジ色のかたまりは、黄色の小さな実の集合体になりました。
青い布に留め付けた無数の金の鈴・・・高く澄んだシャランシャラン♪という音が聞こえてくるようです。
この実がすっかり落ちて、寒い冬を越したら、また春が来て・・・やがて細やかな花が咲くのでしょう。

繰り返す季節、けれども何もかも同じに流れていくのではなく、今年とは違う1年がまた始まろうとしている・・・センダンの梢を見上げながら、そんなことを想いました。

今年もありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください♪

| 10:22 | のはら | comments(15) | trackbacks(0) |
クリスマスの朝に
JUGEMテーマ:クリスマス

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クリスマスの朝に、ベランダのダイアナ姫が満開になりました。
今は生クリームのクリスマスケーキが主流ですが、私が小さい頃は大抵バタークリームのケーキでした。
クリームを搾り出して作った、こんなバラの花が飾ってありましたっけ。
銀色のアラザンも振りかけてあってきれいでした・・・懐かしい。

クリスチャンではありませんが、子供の頃、近所の教会の日曜学校に通っていたので、クリスマスにはいろいろな思い出があります。
その一つが、街頭でクリスマス・キャロルを歌ったこと。子どもたちだけの聖歌隊に入っていました。歌詞はたいがい文語調なので当時は意味もよく分からず歌っていましたが・・・
今でも聖歌や賛美歌は大好きです♪

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今年は次女がいないクリスマス。昨夜は、ごくささやかにお祝いしました。
ガラスのミニ・ツリーは夏の諏訪旅行のお土産。
ケーキはフレッシュベリーを飾った、ごく小さなもの。
食卓を彩るお花もミニミニサイズ。緑はスミレの葉っぱ、白はゼラニウムの花、さて赤いのは何でしょう?
何と、去年蒔いたドングリの葉っぱです。コナラかと思いますが、褐色ではなく、こんなに鮮やかに紅葉したのです。

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あれやこれや、テーブルに並べていたら、ピンポ〜ン、宅急便が。
次女からの思いがけない贈り物、焼き菓子のセットでした。
自作の素敵なクリスマスカードが添えられて。
ありがとう♪ サンタさんに手紙を書いて、枕元に置いていたあの子が・・・


| 10:17 | あれこれ | comments(8) | trackbacks(0) |
やさしい光、長い影
JUGEMテーマ:自然

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今日は冬至。東京の昼間の時間は9時間45分、夏至の日は14時間35分だそうですから、何と4時間50分も違います・・・その差約5時間、あらためて驚きます。

朝から青空が広がって、気持ちの良い一日。
ここ旧鎌倉街道跡と言われている道は、少し前までイチョウの葉で金色でしたが、今はトウカエデの落ち葉で覆われています。
くすんだ黄色、赤やオレンジが混ざり合った素敵な色・・・こんなセーターを着てみたい♪
雲ひとつ無い空にお日さまが輝いているけれど、どことなくやさしい冬の光。

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木の影も長〜い ! 夏には木の根元あたりに少しあっただけでした。
お日さまは本当に空の低い所を巡っているのですね。

部屋の中にもかなり奥の方まで日が差しています。おかげでリビングは暖房が要りません。
キッチンではカボチャがことこと煮えています。カボチャの面取りは普段はしないのだけど、今日だけは丁寧に形も整えて。
夜は柚子湯で温まりましょう。我が家の柚子はまだ実をつけてくれません。早く自家製の柚子を使ってみたいです。

明日からだんだん日が伸びていくのですね。冬至は希望に満ちた日のように思えます♪

| 15:33 | のはら | comments(12) | trackbacks(0) |
冬のコート
JUGEMテーマ:植物

091219_1358~001_001.jpg暖かい12月だと思っていましたが、2、3日前から急に寒さが厳しくなりました。
公園の日陰には霜柱が立っています。
少し踏んでみると・・・ザクザクザク。
懐かしい音♪
気持ちの良い響きが楽しくて、ついまた、ザクザクザク。
前日にまだ咲いていた皇帝ダリアが、一夜のうちに枯れていてビックリ !

091219_1401~001.jpgその根元近くに生えていたハハコグサも、こんな風にふわふわと白くなっていました。
寒さによる変化でしょうか・・・
小さな水場には、しっかり氷が張っていましたが、中にいる金魚は何事も無いようにスーイスイ。
カメたちも日向ぼっこはしないで、みんな水中に・・・
寒風にさらされているよりも、水の中の方が温かい?
晴れていても「日溜り」になっていないのです。

091206_1134~001_001.jpg降り積もった落ち葉の道を歩いていくと、あらっ、これは何かしら?
一番小さなトトロみたい。
半分に割れたのは、妖精のスリッパのよう。
いくつもいくつも落ちています。白っぽいのや、銀色がかったのや・・・どれもほんのり緑色。
ハクモクレンの冬芽をこの間見たけれど、まさか、もう外套を脱いでしまったの? 

091206_1136~001_001.jpg一番近くの枝を見て驚きました。
毛皮のコートの下には、また新しいコートをちゃんと着ているのです。
ハクモクレンは大きなお花だから、花芽もだんだんに大きくなり、初めの外套ではきつくなってしまうのでしょうか。成長に応じて脱皮していくのかしら・・・
そういえば、冬に、この公園に来ることは稀でした。
今まで気がつきませんでしたが、ハクモクレンさんは衣装持ちだったのですね。

 
| 16:52 | のはら | comments(10) | trackbacks(0) |
夢みてる・・・
JUGEMテーマ:植物
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秋から冬へと移りゆく頃、いろいろな草花がふわふわ、ふわふわ夢みています。先週まで2輪、3輪とまだ咲いていたカワラノギクも、全て綿毛になりました。

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初夏の頃から長い間、川原を飾っていた小さな黄色の花も、もう数えるほどしか残っていません。まるで小鳥の羽のような柔らかい綿毛。
宝石のように輝いていたコウヤボウキもこのような姿に。花の様子からは想像できない、意思をしっかり持っているような綿毛です。
いったい何本あるのか分からないほど川原を埋め尽くしているススキ。その穂の中には日の光が閉じ込められているように見えます。

みんな花を咲かせた後、ふわふわと軽い身になって旅に出る日を夢みてる・・・どこへ飛んでいくのかは本人たちにも分かりません。
ただ風にまかせて・・・ただ時にまかせて・・・♪


| 16:42 | のはら | comments(12) | trackbacks(0) |
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