台風一過の青空の日、小さなお花を見に埼玉県入間市に行ってきました。といっても、普段買い物に行くショッピングモールから5kmほど足を延ばしただけですが。
このあたりは狭山茶の産地で、走った道の名も「茶どころ通り」
以前から地図で見て、どんな所かなと思っていましたが、わざわざ出かける理由も無く・・・ところが先日、テレビで「ロビラキの花が満開」とのニュースを見たのでした。場所は埼玉県茶業特産研究所。調べてみると、やはり近いようなので早速行ってみました。
抜けるような青空の下、深い緑色のお茶の木がキラキラと輝いてどこまでも広がっています。まるで緑の海のよう !
扇風機のようなものが何本も立っていますが、これらは霜害防止のファン。夜から朝にかけて風をおくることにより茶葉に霜が降りるのを防いでいるそうです。
この日は昼間でもクルクル回っていましたが、これは台風が通り過ぎた後の強風のためでしょう。
お茶の研究施設ですから、様々な種類の木が並んでいます。
その葉だけ見ても、私には違いは分かりませんでしたが、専門家には判断できるのでしょうね。
さいのみどり、むさしかおり、ほくめい、ふくみどり、さやまかおり等々爽やかな響きの名札が並んでいます。
このようにきれいに刈り込んだものの他に、自然な形のままの木を集めた場所もありました。
野性味たっぷりで素敵です。
花もこぼれんばかりに咲いていました。実も既にたくさん落ちています。二つだけ拾ってきました。もちろん蒔いてみます。
ダメもとです(笑)
研究所ならではの、それらしい景色 。温室や機械や測量のための道具など・・・こんな何気ない景色がとても好きです。
さて、お目当てのお花ですが・・・どこにあるのか分かりません。受付で尋ねると、職員の方が案内してくださいました。
これが実物大くらいでしょうか。形はお茶の花ですが、色はピンクです。
ロビラキは「炉開き」のこと。
お茶の産地に相応しい花ですね。
ユキツバキとチャの自然交配雑種で大変珍しい品種です。
原種は今から30年程前に新潟県栃尾市で発見されたそうです。この木も雪国から来たのでしょうか・・・
詳しい説明ときれいな写真がありますので、興味を持たれた方は研究所のギャラリーをご覧ください。ギャラリーはこちらです↓
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BQ23/01/gallery/gallery-robiraki.html
キラキラ光る緑の海のむこうには、青い山々の連なりがくっきりと・・・
また一つ、好きな場所が増えました♪