日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
5月の空
090528_1127~001_001.jpg今日は朝から雨でしたが、仕事帰りに金剛寺に寄ってみました。「将門誓いの梅」の様子を見に。
小ぶりの青い梅の実が出来ていました。
本当にいつまでも青いままでしょうか・・・
空を映した境内の池は細かく揺れています。
雨の日の水面は、少し紫色がかった不思議な色。
その中を金色の鯉がスイスイと。

明日の予報にも傘マークがついていましたが、もしかすると梅雨の走りかしら・・・

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春の空は、何となくぼんやりしていることも多かったけれど、5月に入ってからは、様々な表情を見ることが出来ました。

ある暑い日、建物と建物の間から、羽ばたきながら昇っていく小さな天使が見えたり・・・涼しい朝には、薄い綿をふわーっと広げたような雲も。
また、ある日の夕方は、さざ波のような細かい幾筋もの雲が現れ、淡い黄緑やオレンジ色に染め上げられていました。久しぶりに見た彩雲でした。

5月は意外に荒れ模様の天気の日も・・・
気象情報で「メイ・ストーム」という言葉も聞きました。
これは日本海で低気圧が発達して、南よりの強い風が吹き荒れ、嵐のようになることだそうです。風の強い日が確かに多かったように感じます。
ベランダのひなげしが倒れないかと、どれだけ心配したことでしょうか。

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この日も雨上がりの夕方、真っ直ぐにグングン伸びていく飛行機雲が見えたのですが、途中で雲の中に。やがて出てきたかと思ったら、また黒雲が。
わずか1分間の天空ショーでした。

冬の夕焼けは、クッキリとしています。鮮やかな青が暖かそうな、懐かしいような橙色に変わっていきます。
夏の夕焼けは、ダイナミックで、様々な形の雲が、時には燃えるような金色になったりもします。
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では、春から夏へのこの季節は?・・・こんなやさしい色の夕焼けが多いように感じます。このピンクから紫へのグラデーションは春の色。でも、細かく浮かぶ小さなうろこ雲は夏から秋への空。
野原は春から夏へ・・・空も同じく、衣替えの季節を迎えているようです。

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| 16:24 | そら | comments(14) | trackbacks(0) |
センダンを見に
090524_1053~001_001.jpgもうそろそろセンダンの花が咲いているかなぁ・・・ここ数日、家族の中で飛び交っていた言葉です。
ちょうど3ヵ月ほど前、センダンの木を見つけ、初夏になったら花を見たいと思っていました。でも少し早い気がするし、私一人ではちょっと道が不安だし・・・ところが今朝、ある方のブログでセンダンのお花を拝見し、夫も休みということで、天気に不安がありましたが出かけました。

いったん上がっていた雨が途中でまたポツポツと。
でも、雨ならば駐車場が空いているかもしれないとドライブを続行。

090524_1048~001_001.jpg公園では雨にもかかわらず、少年野球大会が催されていました。駐車場は満杯、に見えましたが、たった1ヵ所空いていました。ラッキー♪ 
護岸工事も終わり、河原にも出られるようになっていました。川は以前よりずっと狭くなり、水量も減り、大人しくなったという印象です。草むらではヨシキリの、空にはヒバリの鳴き声が賑やか。
雨も少しずつ上がってきて、吹く風は涼しく緑の香りを含んでいて・・・キク科の黄色いお花があちらこちらで揺れていました。

090524_1044~001_002.jpgさて、お目当てのセンダンは・・・咲いていました!
遠くから見ると薄い青紫色に霞んで、まるで煙のようです。
近づいてみると、葉っぱも花も繊細で、レース編みのよう。
葉と花の向こうに透けて見える空が薄墨色なので、落ち着いた美しさを感じましたが、晴れた日の青空ならば、また違う印象でしょうか。
一つ一つの花の形も愛らしく、ほのかな香りも上品でした。

090524_1040~001_001.jpg降り続いていた雨のため、木の下の道はすっかり濡れて、暗い鏡のように枝を映しています。細かなセンダンの花びらが散り敷いて、白く浮かんでいました。
次の休日まで待っていたら、もしかするとお花に会えなかったかも。
冬の姿は見ていますが、夏と秋はまだ・・・実ができて、大きくなっていく様子もぜひ見に行きたいと思います。

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| 17:23 | のはら | comments(14) | trackbacks(0) |
ひなげしの花
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ベランダのポピーが咲き始めました。なかなか芽吹かず心配した日々・・・やっと芽吹いたのはいいけれど、いつまでも小さなままで。
暖かくなり、スルスルと茎が伸びてきて一安心。でも、蕾のついた先端はうなだれたままで何日も・・・。ようやく蕾が立ってきたかと思ったら、強い風が続き、今にも折れそうでハラハラ。でも、強かったのですね、彼女たち。

♪丘の上 ひなげしの花で 占うのあの人の心〜 今日もひとり〜♪ というアグネス・チャンの歌もありましたっけ。40代半ば以上の人でないと知らないかもしれませんが。占うには花びらの数が少ないと、以前から思っていました(笑) 

090301_1514~001_001.jpg芽吹いたばかりの時はこんな感じ。今は深い緑色ですが、いかにもベビーのような黄緑色だったのですね。
もとからベランダでひなげしを育ててみようという気は全く無かった私・・・草原に群生していてこそのお花かなぁと思っていたのです。
それが・・・どういう訳か種の袋が家にありました。
「明るい選挙」などと書いてあるので、誰かが街頭で貰ってきたものかしら。捨てるわけにもいかず、何とかスペースを確保して蒔くことに・・・これも何かのご縁でしょうか。

090520_0724~001_001.jpg私は原色よりもパステルカラーが好きです。ひなげしにはいろいろな色がありますが、できれば淡いピンクや、白、薄い黄色が咲いたらいいなと期待していました。
が、今のところ赤ばかり。
でも、いいんです ! ハラハラ、ドキドキしながら見守ってきた子たちは、みんな可愛らしい。
朝は一番にオハヨーと声をかけます。

曇り空の朝も、まるで小さなお日さまが並んでいるかのように、小さな庭を明るくしてくれます。
よく見れば、おしべの色や、めしべの形がそれぞれ微妙に違い、一重のものだけでなく何枚も花びらが重なっているものもあります。
♪来る、来ない 帰らない、帰る〜♪
これなら占いもできそうです。

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| 09:11 | のはら | comments(14) | trackbacks(0) |
プリンセス登場
090512_0837~001_001.jpgベランダの三人のお姫様のうち、姫ライラック、姫ウコギの花が咲いたことは以前ご報告しましたが、最後のひとり「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」も開花いたしました。
一輪だけですが、あたりによい香りを放っています。
蕾の時は濃いピンク色をしていますが、咲き始めると、ほのかなピンクとクリーム色。オレンジ色も混ざります。
花びらも咲き始めはまるいのですが、だんだんふちが巻いていき、尖ってきます。
近くに枇杷の一枝があるのですが、何だか見つめ合い、語らっているようにも見えます。何を話しているのでしょう・・・

090512_0852~001_001.jpgこのプリンセスは、キッチンの小窓からちょうど見えます。
台所仕事をする時、特に朝は彼女の姿があるだけで心弾みます。この季節、お料理が美味しく作れたら、このお花のおかげかも・・・?
今日のような曇り空でも、その明るくやさしげな色は、気持ちを引き立ててくれます。

5月は小窓のカーテンも、淡い小さな薔薇の模様です♪

| 16:54 | くらし | comments(16) | trackbacks(0) |
香る川辺で
090512_1019~001.jpg一昨日、帰宅した夫が「多摩川べりを走っていたらいい匂いがした。」と言っていたので、昨日は少し怪しい空模様でしたが、多摩川へ。
もうハリエンジュが咲いているのかしら・・・?!
一番近い河原にはあまり生えていないので、「羽村の堰」まで足を延ばしました。
既に満開を少し通り越していましたが、あたり一面よい香りでいっぱい。
あと少し遅かったら、花は黄ばんでしまっていたでしょう。
間に合ってよかった♪

ここはいつもウォーキングの人がけっこういるのですが、誰も立ち止まって花など見ていません。ご近所の方々にとっては、普段の見慣れた光景なのでしょうね。
私は川に遊ぶダイサギやセキレイを見たり、花の香をかいだり・・・
なかなか前へ進みません。やっと橋を渡り、階段を下りて原っぱへ。
川岸の一部が整地され、広々とした公園になっています。
遠くの方に、犬の散歩をしている人が何人か・・・
その中に、妙な位置で茶色っぽいイヌを抱いている人が見えました。ん?何か変。
少し近づくと、イヌのように見えたのは、何とタカだったのです。そう、鷹を腕に留まらせていたのです !
しばらく見ていると、その人は鷹を置いてから離れた所に移動し、合図をしました。
すると鷹は見事にその腕に・・・何回か繰り返すのを飽きずに見ていると、犬の散歩をしていた人が「アレ、すごいですね。訓練しているのでしょう・・・」
その方によると、時々見かけるのだとか。もっと近くで見たいと思いましたが、他を寄せ付けない緊張感が漂っています。若い鷹匠さんでしょうか。
珍しい光景を見ることが出来て、とても嬉しかったです。

090512_0954~001_001.jpg河原沿いの細い道には、散り敷いたハリエンジュの花が。
草むらにはシロツメクサ、所々にアカツメクサも混じって。
マツヨイグサのレモン色の花も咲き始めていました。
空は重たい灰色でしたが、その湿り気を帯びた風は懐かしい思い出を運んでくるような気がしました。
以前ここで、オカリナを吹いている人がいました。
は〜るかなるスワニー河〜♪という曲。ステキでした。
今日も聞こえてこないかなぁ・・・

090512_1030~001_001.jpgそう都合よく聞こえてくるはずはなく(笑)、自分でハミングしながら、玉川上水の取水口付近まで戻りました。
ところが、ここで聞こえてきたのです、オカリナではありませんが、きれいな何かのメロディーが♪
ここにも小さな公園がありますが、そのベンチに座っている人が草笛を吹いているのでした。何の葉っぱを使っていらっしゃるのかは分かりませんが、よくとおる綺麗な音です。

何となく聞いたことはあるけれど、曲名は知らない、古い日本の唄でした。

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| 08:57 | のはら | comments(12) | trackbacks(0) |
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