日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
山水に遊ぶ
090422_1154~001_001.jpgきれいな青空の某日、府中美術館に行ってきました。
ここへは、前に一度だけ来たことがあります。
大好きなフランスの画家、モーリス・ドニの絵を観に。
直球ではない(?)ユニークな視点の企画展を開催することが多いような気がします。
ドニもあまり知られていない画家でしょう。
同じ多摩地域でも、府中という所は我が家からは微妙に遠く、めったに行く機会がありません。
この日もJR八高線と京王線を乗り継いで、美術館まで2時間あまりかかりました。
府中駅で降り、可愛いネズミのイラストが描かれた『ちゅうバス』に乗って間もなく、美術館前に到着。府中の森公園の一画にあります。
新緑があまりにきれいなので、公園を少し散歩してから美術館の方へ戻りました。

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なかなか立派な建物です。何を観に行ったかというと、美術館前の赤いものが企画展のお知らせです・・・まるで、五月人形でも飾ってあるように見えますが(笑) 

090422_1303~001_001.jpg近づいてみると、こんなふう・・・
「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」という企画展です。

曾我蕭白と伊藤若冲は近年注目度が増している画家で、若い人にも人気があるようです。
他にも名品の数々が揃っていますが、多少遠くても足を運んだのは、池大雅と佐竹曙山の作品が観たかったから。
私は常に美術関連の情報をチェックしているわけではないので、この企画展のことは図書館のパンフレット置き場で偶然知りました。
そのため前期は既に終わっていて観られなかった作品も・・・大雅の『山水図屏風』もその中の一点のはずでした。が、思いがけなくも常設展示室で公開されていて、対面することが出来ました。
いつ観ても大雅の画は、明るくてやさしくて、すがすがしい。

佐竹曙山は異色の画人大名。日本最初の西洋画論も著した秋田藩主です。
この人や蘭画には以前から興味を感じ、画集などで目にしたことはありましたが、まさか本物を観ることが出来るとは ! お殿様の余技などでは決してありません。
確かな描写力と優れた色彩感覚。そして掛軸の表装までが和洋折衷で、独特の雰囲気がありました。

江戸時代の風景画、その表現の多彩さに驚きつつ、タイトルのとおり「山水に楽しむ」ことができました。
美術館のすぐそばには大きな桐の木があり、紫色の花が満開でした。
春の中に、少しずつ初夏が訪れていますね♪

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| 16:43 | 本・音楽・美術など | comments(10) | trackbacks(0) |
なつかしい場所
            [エコ活動ブログ写真展示会 開催中!]

   

              作品タイトル 『なつかしい場所』
       撮影日/2008年6月1日   撮影場所 /新潟市海浜公園
一言コメント「昨年、祖母の故郷を訪れました。広々とした空、その空の色を映した青い海は私を優しく包んでくれました。初めてなのに懐かしい・・・大気の中に何かの存在を感じました。いつまでも美しい空と海でありますように。」

       【Photo+Eco写真展示会】 展示テーマ:「空と?」
100年後にも残したい「空と?」の写真を展示したエコ活動ブログ写真展示会参加作品です。(展示開催日)2009年4月25日(土)〜26日(日)の2日間
興味を持たれた方は下のバナーをクリックしてみてくださいませ〜♪ 美しい空の写真がたくさんあります。事務局制作のウェブギャラリーはこちら


先週ブログにグリムスの苗を植えました。(右側下方にあります)
グリムスは、ブログで苗木を育てる育成ゲームです。時折、他の方のブログで見かけ、素敵なブログパーツだと漠然と思っていましたが、実際の植林活動につながっている事を知り、参加することにしました。詳しい活動については苗木をクリックしてみてくださいね。

先日、その運営チームからメールをいただき、エコ活動ブログ写真展示会を開催することを知りました。募集テーマは「空と?」 
『のはらとそらと』との管理人としては参加しないわけにはいきません(笑)ということで、ファイルを開いてみると空の写真のストックは数えきれないほどありました。
その中から一枚選んだのが、この写真。
私が生まれた時、祖母は既にこの世にはいませんでした。写真でしか知らない「おばあちゃん」という存在。祖母の故郷に行けば、何となく会えるような気がして。
初めて訪れたのに、懐かしい場所でした。それもきっと、美しい空と海があればこそ・・・いつまでも、この自然が残っていますようにと祈らずにはいられません。

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| 09:35 | そら | comments(14) | trackbacks(0) |
観賞用に
            

かなり前に種を蒔き、間引きしながら育ててきた春菊の一種。
もう何回も収穫して、味わい尽くした頃、小さな花芽を見つけました。
それまで食材として見ているばかりでしたが、どんな花が咲くのと思い、摘まずにそのままにしておきました。
菊のような花が咲くだろうと容易に想像がつきますが(笑)
でも、やはりこの目で確かめてみたい。

初めは二つ、三つだった蕾もずい分増えて・・・いつ咲くかなぁ・・・
心待ちにしていましたが、昨日二輪咲きました !
やはり、想像通りの形。でも、全部黄色のと、半分白いのと !
花びらの部分が短くて、ヒマワリのような形です。

春菊は、ヨーロッパでは食用ではなくて観賞用だとか・・・。
葉っぱは以前のようにどんどん大きくなりません。何となく、小さいままで成長が止まっているような・・・まるで、花にエネルギーを譲っているように見えます。
これではもう、食材としては使えそうにないので、美しいお花の方を楽しむことにしました♪
こういうのを「団子より花」というのでしょうか(笑)

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| 16:54 | のはら | comments(14) | trackbacks(0) |
また、来年ね
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東京では、山桜も、街なかの殆んどの桜も、花の季節を終えたようです。
ここ青梅には、梅岩寺と金剛寺というお寺に、枝垂桜の名木があります。
きっともう満開は過ぎてしまったと思いつつも、用事のついでに寄ってみましたが、やはり・・・
梅岩寺の枝垂桜は高い所にあるので、咲いていれば遠くからでもピンク色の雲がたなびいている様に見えるはずですが、既に緑の葉に。
金剛寺境内の桜も同様でした。
でも、山門そばの枝垂桜はご覧の通り真っ盛り。こちらの方が日当たりがよく境内のものより早く咲き始めたのでは、と知識不足の私は思うのですが・・・

なお、将門ゆかりの「誓いの梅」は青々とした葉に覆われ、小さな実をつけていました。この実は季節が過ぎても黄熟せず、落ちるまで青いままと言われています。
さあ、この実がどうなるのかは今後のお楽しみ♪

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お寺の枝垂桜が日本画の趣ならば、こちらはまるで印象派の絵画のような八重桜。隣町のジュンサイ池公園の坂道からの眺めです。
池の周りの落羽松(ラクウショウ)や曙杉の芽吹きと、桜の濃いピンク色との対比が美しく、ソメイヨシノなどが葉桜になった頃、毎年必ず訪れます。

090415_1019~001_001.jpg長い坂道の上から下まで、八重桜はずっと続いていて、一週間ほど「おとぎの国」に変わります。
この時ばかりは坂道を上っても全然つらくありません。
いつの間にか一番上まで行っていて、今度は上からの景色を楽しみながら下りていきます。
そしてまた、お花のトンネルを上って行くのですが、やはり知らない間に上に到着・・・見えないエスカレーターでもあるのかしら(笑)

毎年、ここの八重桜を見たら、私のさくら散歩は終了です。
いろいろな場所の様々な櫻、桜、サクラ、さくら、sakura・・・
み〜んな今年もありがとう。また、来年ね♪

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| 19:15 | のはら | comments(12) | trackbacks(0) |
春のリンドウ
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昨夜の雨も朝にはすっかり上がり、すべてが清々しく明るく美しい !
まさに清明という名に相応しい一日。
風はかなり強く吹いていましたが、それさえ暑さを和らげてくれて嬉しい。
短い時間でしたが、林の小道をお散歩♪
キラキラ、キラキラ、春の日ざしが芽吹いたばかりの木々に降り注ぎます。
湿地の水たまりは空を映して青い色。
そして、小道沿いの草原にも、きれいな青い色を見つけました。

090413_1055~001_001.jpgフデリンドウです。草の中に点々と・・・。
リンドウといえば秋のお花。
でも、春咲く種類もあったのです。
すぐに名前が分かったのは、そばに立て札があったから。
竹を割ったものに、素朴な文字で明記されていました。
竹林も近くにあるので、整理したものを利用したのだと思われます。

湿地の水の中には、たくさんのおたまじゃくし♪♪♪ なぜか同じ方向に泳いでいました。カエルになる日はいつでしょうね・・・

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| 18:59 | のはら | comments(13) | trackbacks(0) |
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