2009.04.29 Wednesday
山水に遊ぶ
きれいな青空の某日、府中美術館に行ってきました。
ここへは、前に一度だけ来たことがあります。
大好きなフランスの画家、モーリス・ドニの絵を観に。
直球ではない(?)ユニークな視点の企画展を開催することが多いような気がします。
ドニもあまり知られていない画家でしょう。
同じ多摩地域でも、府中という所は我が家からは微妙に遠く、めったに行く機会がありません。
この日もJR八高線と京王線を乗り継いで、美術館まで2時間あまりかかりました。
府中駅で降り、可愛いネズミのイラストが描かれた『ちゅうバス』に乗って間もなく、美術館前に到着。府中の森公園の一画にあります。
新緑があまりにきれいなので、公園を少し散歩してから美術館の方へ戻りました。
なかなか立派な建物です。何を観に行ったかというと、美術館前の赤いものが企画展のお知らせです・・・まるで、五月人形でも飾ってあるように見えますが(笑)
近づいてみると、こんなふう・・・
「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」という企画展です。
曾我蕭白と伊藤若冲は近年注目度が増している画家で、若い人にも人気があるようです。
他にも名品の数々が揃っていますが、多少遠くても足を運んだのは、池大雅と佐竹曙山の作品が観たかったから。
私は常に美術関連の情報をチェックしているわけではないので、この企画展のことは図書館のパンフレット置き場で偶然知りました。
そのため前期は既に終わっていて観られなかった作品も・・・大雅の『山水図屏風』もその中の一点のはずでした。が、思いがけなくも常設展示室で公開されていて、対面することが出来ました。
いつ観ても大雅の画は、明るくてやさしくて、すがすがしい。
佐竹曙山は異色の画人大名。日本最初の西洋画論も著した秋田藩主です。
この人や蘭画には以前から興味を感じ、画集などで目にしたことはありましたが、まさか本物を観ることが出来るとは ! お殿様の余技などでは決してありません。
確かな描写力と優れた色彩感覚。そして掛軸の表装までが和洋折衷で、独特の雰囲気がありました。
江戸時代の風景画、その表現の多彩さに驚きつつ、タイトルのとおり「山水に楽しむ」ことができました。
美術館のすぐそばには大きな桐の木があり、紫色の花が満開でした。
春の中に、少しずつ初夏が訪れていますね♪
ここへは、前に一度だけ来たことがあります。
大好きなフランスの画家、モーリス・ドニの絵を観に。
直球ではない(?)ユニークな視点の企画展を開催することが多いような気がします。
ドニもあまり知られていない画家でしょう。
同じ多摩地域でも、府中という所は我が家からは微妙に遠く、めったに行く機会がありません。
この日もJR八高線と京王線を乗り継いで、美術館まで2時間あまりかかりました。
府中駅で降り、可愛いネズミのイラストが描かれた『ちゅうバス』に乗って間もなく、美術館前に到着。府中の森公園の一画にあります。
新緑があまりにきれいなので、公園を少し散歩してから美術館の方へ戻りました。
なかなか立派な建物です。何を観に行ったかというと、美術館前の赤いものが企画展のお知らせです・・・まるで、五月人形でも飾ってあるように見えますが(笑)
近づいてみると、こんなふう・・・
「山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年」という企画展です。
曾我蕭白と伊藤若冲は近年注目度が増している画家で、若い人にも人気があるようです。
他にも名品の数々が揃っていますが、多少遠くても足を運んだのは、池大雅と佐竹曙山の作品が観たかったから。
私は常に美術関連の情報をチェックしているわけではないので、この企画展のことは図書館のパンフレット置き場で偶然知りました。
そのため前期は既に終わっていて観られなかった作品も・・・大雅の『山水図屏風』もその中の一点のはずでした。が、思いがけなくも常設展示室で公開されていて、対面することが出来ました。
いつ観ても大雅の画は、明るくてやさしくて、すがすがしい。
佐竹曙山は異色の画人大名。日本最初の西洋画論も著した秋田藩主です。
この人や蘭画には以前から興味を感じ、画集などで目にしたことはありましたが、まさか本物を観ることが出来るとは ! お殿様の余技などでは決してありません。
確かな描写力と優れた色彩感覚。そして掛軸の表装までが和洋折衷で、独特の雰囲気がありました。
江戸時代の風景画、その表現の多彩さに驚きつつ、タイトルのとおり「山水に楽しむ」ことができました。
美術館のすぐそばには大きな桐の木があり、紫色の花が満開でした。
春の中に、少しずつ初夏が訪れていますね♪
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