2008.11.27 Thursday
小さき光のかたちして
先日、公園で見つけたイチョウの木。
早々と落葉が始まっていました。
日当たりの良い場所にある小さな木だから、きっとこの公園のどのイチョウよりも早く黄葉したに違いありません。
そして小さな木だから、いのちの巡りも速いのでしょうか。
電飾しているわけではないのに灰色の空の下、輝いていました。
こちらは反対側に立っているイチョウの木。
この日は時折パラパラッと、傘はいらないくらいの雨が降りました。濡れたアスファルトは深い空の色。
こちらの木はたくさんの葉が残っていて、何故か白っぽく見えます。
金色というよりも白金のように輝く落ち葉は星屑のようでした。こんなふうにまるく散り敷いているのは風が弱かったためでしょうか。
そういえば・・・・・・
「金色の 小さき鳥のかたちして 銀杏(イチョウ)散るなり 夕日の岡に」
という与謝野晶子の歌がありましたっけ。
確か小学校の高学年の時、国語の教科書に載っていて、感動したことを覚えています。少女だった私の脳裏には、藤城清治さんの影絵のような世界が浮かんできたのです。
その時から、それまであまりに身近な存在で気にも留めていなかったイチョウが急に素晴らしく思えてきたのでした。
とはいうものの、やはりこの季節以外では「居て当たり前」のようなイチョウさんではあります。
風にサラサラと小枝がが揺れるわけでもなく、鮮やかな花を咲かせるわけでもなく、その葉の緑色は何となく灰色がかって重い感じがします。
でも一年の終わりに近い1ヶ月ほどは、こんなに綺麗な姿になって、葉っぱで遊ぼうと子ども達が集い、ギンナンを拾おうと人々も寄ってきて・・・
並木道を歩く人の口からは、思わず「わ〜、キレイ!」という声が出るでしょう。
そのような人々の姿や声に、イチョウさんはちょっと誇らしいような気持ちになっているでしょうか。なっていて欲しいと思います♪
早々と落葉が始まっていました。
日当たりの良い場所にある小さな木だから、きっとこの公園のどのイチョウよりも早く黄葉したに違いありません。
そして小さな木だから、いのちの巡りも速いのでしょうか。
電飾しているわけではないのに灰色の空の下、輝いていました。
こちらは反対側に立っているイチョウの木。
この日は時折パラパラッと、傘はいらないくらいの雨が降りました。濡れたアスファルトは深い空の色。
こちらの木はたくさんの葉が残っていて、何故か白っぽく見えます。
金色というよりも白金のように輝く落ち葉は星屑のようでした。こんなふうにまるく散り敷いているのは風が弱かったためでしょうか。
そういえば・・・・・・
「金色の 小さき鳥のかたちして 銀杏(イチョウ)散るなり 夕日の岡に」
という与謝野晶子の歌がありましたっけ。
確か小学校の高学年の時、国語の教科書に載っていて、感動したことを覚えています。少女だった私の脳裏には、藤城清治さんの影絵のような世界が浮かんできたのです。
その時から、それまであまりに身近な存在で気にも留めていなかったイチョウが急に素晴らしく思えてきたのでした。
とはいうものの、やはりこの季節以外では「居て当たり前」のようなイチョウさんではあります。
風にサラサラと小枝がが揺れるわけでもなく、鮮やかな花を咲かせるわけでもなく、その葉の緑色は何となく灰色がかって重い感じがします。
でも一年の終わりに近い1ヶ月ほどは、こんなに綺麗な姿になって、葉っぱで遊ぼうと子ども達が集い、ギンナンを拾おうと人々も寄ってきて・・・
並木道を歩く人の口からは、思わず「わ〜、キレイ!」という声が出るでしょう。
そのような人々の姿や声に、イチョウさんはちょっと誇らしいような気持ちになっているでしょうか。なっていて欲しいと思います♪
JUGEMテーマ:自然