日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
花のお寺へ
      

曇り空の下、軽やかなお花に出会いました。「隅田の花火」という名のアジサイ。
もしも私が名付けるとしたら「エンジェルズ・ダンス」にしようかしら♪

梅雨の中休み、地元青梅市にある塩船観音寺に行ってきました。
仁王門の向こうに見える雪のように真っ白なものは紫陽花です。
お寺らしく和風の紫の紫陽花、ではなくて西洋アジサイ「アナベル」がお出迎え。
意表をつく演出ですね。

ハッとするほど一面真っ白で、この世ではないところに来たような気持ちになります。


      

最近よく見かけるようになったカシワバアジサイ。その名の通り葉が柏のよう。
本堂のそばに溢れるように咲いていました。
花は一重と八重のものがありますが、いずれも華やかで洋風です。この紫陽花を見ると、いつもウエディング・ドレスを連想する私です。他の方はどうかしら・・・
境内には、もちろん普通の紫陽花らしい種類のものが一番たくさんあって、6月らしい景色を作り出していました。今年は天候のせいでしょうか、例年よりややお花が少ないように感じました。

      

境内の所々で見かける渦紫陽花。「オカメアジサイ」ともいうそうです。
花びらがくるんとカールしたようになっていて何とも愛らしい。これ、カワイイわねぇと思わず声を上げて見入っている方がたくさんいました。

境内の裏手には里山の風景が広がっています。ここにも様々な色の紫陽花が点在していて、緑一色の景色の中でカラフルなアクセントとなっていました。
早春には梅、春には菜の花、今は紫陽花、初秋には彼岸花、晩秋には柚子の実がここを飾ります。
夏には何の植物が迎えてくれるでしょうか。
今年は暑くても必ず行って確かめてみたいと思っています。

「花の寺」ともいわれる塩船観音寺。つつじ祭りで有名ですが、他の季節もそれぞれに自然の豊かさ、美しさを感じさせてくれます。何回か訪れているうちに大好きな場所になりました。

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| 17:30 | のはら | comments(11) | trackbacks(0) |
まめこちゃんのその後
080512_0846~001_001.jpgベランダ学園新入生のえんどうまめこちゃんのその後です。
幾つかの花を咲かせた後、薄いサヤができましたが、だんだん太ってこんな風に・・・
まるでボールが入っているようにプクプクです。
いつ頃摘み取ったらよいのか迷いました。
お店に並んでいる時の状態になったら?


080519_0745~001_001.jpg5月のある晴れた日に、思い切って収穫しました。
といっても、こんなに少しです。
それでもやはりとっても嬉しい♪
手塩にかけて育てたカワイイ子ですから。
この他にもまだ薄いサヤ状態のものが幾つかありました。
次の新入生が待っているので、それらも摘み取ってお味噌汁の具の一つに。


080519_0755~001_001.jpgサヤを割ってみると、思った以上にまるまるとしたグリンピースが並んでいました。
お隣とくっつき過ぎて、互いに接した面が平たくなり、サイコロのようになっているものさえありました。
ひと粒ずつ丁寧にサヤからはずします。

えんどうまめこちゃんたち、ベランダ学園から卒業です♪


080620_1131~001_001.jpgすぐに食べてしまうのは何だか勿体なくて、とりあえず、さっと茹でて冷凍。
数が少ないので何にしましょう・・・シュウマイの上に飾るのにちょうどいいかしら。肉じゃがの彩りに散らしたら・・・と思っているうちに1ヵ月。結局、豆ごはん(笑)
もともとそのはずだったのをすっかり忘れていました。
もち米と雑穀も混ぜて炊きました。

たった3粒だったグリンピース。発芽の様子から、開花、結実、収穫、そして豆ごはんまで、たっぷり味わうことができました。


080624_0636~001_001.jpgさて、ベランダ学園、夏期の新入生はすでにスタンバイしています。ゴーヤ君たちが勢揃い。
昨夏いただいたゴーヤの種を蒔いてみたら、ちゃんと芽が出てきました。
第一期生と同じようにスクスク育ちますように!
現在本葉が数枚、つるが出て来たところです。
巻きつく何かを用意してあげないと・・・

ゴーヤ君たちのレポートはまた後日に。できれば緑のカーテンに仕立てたいな♪


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| 16:00 | のはら | comments(16) | trackbacks(0) |
小さなアンつながり♪
今日は朝から曇り空。涼しい風が吹いています。仕事帰りに雑木林に寄りました。
今、林の中はドクダミでいっぱい。
目の届く限り、地表は白い花で覆われています。
そしてホタルブクロがやさしいメロディーを奏でています。
ここのお花はほっそりとして・・・やはり、この前見かけたホタルブクロはかなりふっくらしていたのですね。


080620_1429~001_001.jpg林には何本かの道がありますが、広い土の道はここだけ。歩いていると、何故か赤毛のアンになった気分になります。
雨の後にはぬかるみ、風の強い日は土ぼこりが立ちますが一番好きな道。
キノコをよく見かけるのもここですが、今日はありませんでした。今まで晴天が続いたためでしょうか。


080620_1435~001_001.jpg土の道を辿っていくと林のはずれに出ます。
ここの眺めも好きです。
「でも、今、その道は曲がり角に来たのよ。曲がったむこうに、何があるか分からないけれど、きっとすばらしい世界があるって信じているわ。それにマリラ、曲がり角というのも、心が惹かれるわ。曲がった先に道はどう続いていくのかしらって思うもの。」(松本侑子訳『赤毛のアン』より)

ここに来るといつもアンのこの言葉が頭に浮かびます。
何回も通っているので曲がり角の先がどうなっているのか、およそ見当はついているのですが(笑)でも、分かりません・・・今日は違っているかも?!


080620_1534~001_001.jpg用事があって、次に郵便局へ。現金書留の封筒を買おうと窓口に行くと、何とアンの切手がお出迎え!
売っているから展示してあるのに、思わず「これ、買えますか?」
窓口の方はニッコリして「はい!今日発売なんですよ!」
その笑顔や口ぶりから、何となく、その方もアンのファンではないかと思いました♪


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| 17:10 | のはら | comments(12) | trackbacks(0) |
晴れ間日記
          080615_1411~001.jpg

東京はいつ梅雨入りしたのでしたっけ? 忘れてしまうくらい「梅雨の中休み」が続いています。毎日お散歩できるのは嬉しいのですけれど、紫陽花も花菖蒲もそろそろ一雨欲しそうです。
林の中も日差しがこぼれてキラキラと輝くばかり♪

梅雨の晴れ間に、公園や林ではいろいろなものを見つけました。
              ☆       ☆       ☆

080609_1315~002_001.jpg公園の片隅でホウキグサの坊やに出会った。
まーるい黄緑のかたまり。
ふーん、最初はこんなにちっちゃくて可愛いのか・・・
君のこと初めて知ったのは2年前の秋。
大きなピンクの綿あめみたいでビックリした。
去年は見かけなかったような気がするけれど・・・
今年は君が大きくなっていくのが見られるね。


080615_1421~001_001.jpg今年もユリノキからハートの手紙が届いた。
ここのユリノキたちはとっても背が高い。あんまり高いところで花が咲いているので、下からは見えない。
いつでも花が咲き終わり、はらはらと花びらが落ちてきて、やっと今年も咲いたのだと分かる。
ハートの模様のクリーム色の手紙は、かすかに甘い香りがした。


080615_1359~001_001.jpg今年初めて夏椿に出会った。
いつもの年より早い気がする。
もうそろそろ蕾が膨らんできたかしらと見に行ったら、一輪だけ、もう咲いていた。梅雨の晴れ間の光と風に、パッと目覚めた早起きさん。
数えきれない程たくさんの花が咲くナツツバキの林、一番乗りのあなたに会えて嬉しい。


080615_1415~001_001.jpg公園の一番端に、緑の屋根の小さな家を見つけた。
日当たりのよい中庭には古風なベンチも置いてある。
深い緑色のカーテンが初夏の風にゆっくりと揺れている。
散歩には少し強すぎる日差しだけど、この中に入ればひんやりと涼しい。
春には可愛いピンクのカーテンだったっけ。
もし子供時代に戻れるなら、この枝垂桜の下でおままごとをするのだけど。

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| 19:43 | のはら | comments(8) | trackbacks(0) |
ふんわり、クッキリ
  

梅雨の中休み・・・昨日も今日も東京はいいお天気です。
見上げれば、水色の空に薄い薄い雲。いろいろな形、いろいろな質感。
抜けるような青空ではなく、ピカピカ輝く白い雲でもありません。

      

昨日は雲の動きが速くて、お日様が出たり隠れたり・・・
天使の梯子も下りてきましたが、少し頼りないような・・・もっとも天使は飛べるはずですから、脆い梯子でも大丈夫。


ところが近くに目をやると、ハイコントラストの世界です。
林の中を歩けば、葉っぱのステンドグラスがあちらにも、こちらにも。
風が吹くと、高い梢が揺れ、差し込んでくる光も移動するので、ステンドグラスは模様を変えます。いつまでも見飽きることがありませんが、さらに歩を進めます。
林の中は木漏れ日の水玉模様。
スポットライトを浴びて、誇らしげな、あるいは恥ずかしそうな小さな草花がそこここに。


小路にはクッキリとした影。
細い枝も、細かい葉も、カッターナイフで切り取ったよう。
見事な切り絵が点々と続きます。
黒い模様の上には、いろいろな形の石や実、時には名前も知らない光沢のある虫もいたりして、物語が出来そうです。
ふんわりした空の日でも、林の中の光と影は鮮明です。
何でもないようなことですが、昨日と今日の小さな発見でした。


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| 17:17 | のはら・そら | comments(10) | trackbacks(0) |
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