日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
雲とバラの日々
       

ここ何日か、雲を楽しむことができました。
久しぶりに、朝焼けも夕焼けも見ることができました。
大好きな天気雨の日は、雲の間からお日様が顔を出したり隠したり。

      

雲はどんどん流れて、空の色を変えます。
太陽光線は空を直線で区切ります。
ちぎれた小さな雲は雪が解けるように水色の空に吸い込まれていきます。
ただ空があって、そこに雲が浮かんでいるだけなのに、いつまでも見飽きることがありません。
          

足元にも青い空? 鯉のぼりのように空を泳ぐお魚もいました。ここはいつものジュンサイ池公園・・・水に映る木々も鮮やかな緑。少し前まで何も無かった池は、数えきれないほどの睡蓮の花でいっぱい。

   

丘の上では、アンネのバラが輝いていました。
初めて見た時は、わずか数輪だけ咲いていたこの薔薇。
今ではこんなに増えて、元気におしゃべりしています。

公園でも、学校でも、普通の民家の庭先でも、薔薇があふれるように咲いています。年々見かける薔薇の数は確実に増えているようです。
人々の心がそれだけ優しくなったのならいいのですけれど・・・

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| 16:02 | そら | comments(10) | trackbacks(0) |
シモツケではなくて・・・
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080524_1037~001_001.jpg久しぶりに塩船観音寺に行ってきました。
この間まで「つつじ祭り」が行われていたため、多くの人で賑わっていたようですが、今は静かな境内です。
赤やピンクの手鞠のように見えたツツジも、黄緑や緑のまるい塊りになって斜面を覆っています。
今日の午前中は晴れたり曇ったり・・・見晴台まで行きましたが奥多摩の山々はぼんやりとしか見えませんでした。
でも、吹く風は新緑の香りをいっぱいに含んでいました。

080524_1052~001_001.jpgツツジは散ってしまっても、境内の散策路には色々な植物が・・・アジサイの根元で見つけた紫の可愛いお花。
初めて見たので、帰宅して調べてみるとタツナミソウ?
漢字では立浪草。何だか雄々しくカッコイイ。
その名を耳にしたことはありましたが、こんなに可憐なお花だとは・・・
一面に広がるアジサイはまだ蕾ですが、シャクナゲが元気に咲いていました。

トップの写真はシモツケ(?)だと思います。ピンク色のものが多いらしいのですが、このあたりでは白が主流です。
またピンボケですか?!ってツッコミ入れないでくださいね(笑) 
本当にこんなふうに見えるんです。
細かく長い雄しべが沢山あるため、フワフワの小さな雲が浮かんでいるよう。

何となく花嫁さんが思い浮かびます。
ジューン・ブライドには少し早いですけれど♪

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[追記]
コメントをいただき、シモツケだと思ったのはコアジサイだと分かりました。ツッコミ入れてくださって、ありがとうございました。
| 19:56 | のはら | comments(11) | trackbacks(0) |
香りに包まれて
     
前回の続きです。
「この間、近くを通ったら、ハリエンジュのいい香りが車の中まで漂ってきたんだよ。今、すごくキレイだから。」
(夫はニセアカシアとは言わず、ハリエンジュと呼びます。)
・・・というわけで、御岳渓谷からの帰り道「釜の淵公園」に寄りました。
青梅に引っ越してきたばかりの時、この名を聞いて何だろう?と思いました。
「釜の淵」という名は、かつて深さや形が釜のような淵(水の深くたまった所)だったためだそうです。すぐ傍にかんぽの宿などもあり、市民はもちろん、遠方から来た人もよく散策しているようです。

私も青梅駅の近くで仕事をした時は、帰りに寄ることが多いのですが、今回は対岸に車を停めました。
いつもとはまた違う公園の姿です。
中でも、こんなに綺麗なエメラルド色の流れを見たのは初めてでした。

私がよく訪れる向こう岸よりも、こちらの方が確かにハリエンジュの木が多いようです。その上、ちょうど満開なので、あたりはいい香りでいっぱい。
その中の枝に、お昼寝中の猫を発見 !
いかにも気持ちよさそう・・・いい夢でもみているのでしょうか。
帰り際にもう一度見たら、足がすっかり伸びて、ますますリラックスしていました。
       
花の香りを胸一杯に吸い込んで、夢見猫さんに別れを告げ、帰途に着きました。
あの後、落ちなかったかしらね(笑)

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| 16:49 | のはら | comments(8) | trackbacks(0) |
新緑に包まれて
   
新緑の御岳渓谷に行ってきました。
前回は去年の12月半ばに、玉堂美術館をメインに訪れました。
その時は、奥多摩に向かって多摩川左岸の吉野街道経由で行きましたが、今回は右岸の旧青梅街道を辿りました。
ベテラン運転手(夫)がいるので安心、のはずでしたが、最初の目的地である御岳美術館は見事に通り越して、少し引き返すことに・・・
それほど控えめな可愛らしい美術館です。
小さいながらもコレクションは充実していました。
特に高村光太郎の「手」は思っていたよりも大きく力強いものでした。中村彝(つね)の風景画もあり感激。私は中学生の頃からずっと、中村彝が盲目のロシア詩人を描いた肖像画が大好きなのです。
2Fには水彩画が多く展示されていましたが、あらためて軽やかでステキだと感じました。
御岳美術館についてはこちら
美術館の前はフィッシング・センターとなっています。釣りをしている方が数人いましたが、その中でたぶん一番の名人は・・・

アオサギです。遠目からでも、とても大きいその姿。
けれども、ダイサギのように真っ白ではないので、うっかりすると見落としそうです。
水しぶきが上がっている浅瀬では、羽の色や模様が、すっかり周囲に溶け込んでいるのです。

その上、じっと立っていて、ほとんど動きません。
獲物である魚たちに気付かれないようになっているのでしょうか。

080516_1143~001_001.jpgこの日の天気は晴れたり曇ったり。空の色も雲の形もどんどん変わりました。それにつれて空を映している流れの色も刻一刻と変化し、まるで魔法がかかったようでした。
アオサギ君に別れを告げ、手打ち蕎麦のお店へ。
お蕎麦はもちろん美味しかったのですが、インテリアも素敵でした。
次は沢井駅まで向かいます。

080516_1255~001_001.jpg沢井の駐車場に車を置いて、橋を渡り遊歩道へ。
この橋も、前回訪れた時は修理中でした。
遊歩道には小さな草花があふれていました。
オオバコ、ハコベ、ヒメジョオン。
シャガ、キンポウゲ、ヒエンソウ。
ツバキ、ヤマツツジ、コデマリなどもまだ咲いていました。
その中で珍しかったのがベニバナトキワマンサク。

仲間の黄色いマンサクはとっくに散ってしまったけれど、これは常緑樹で4〜5月が開花時期だそうです。
遊歩道からは澄んだ流れがよく見えました。色鮮やかなカヌーが通り過ぎていきます。河原に下りたいのですが、少し周りを見回しても、はっきりした道がありません。少し行くと、何となく踏み固めた感じの場所があったので、恐る恐る(半分ワクワクと!)下りてみました。川底の石の一つ一つがくっきりと分かるほど水は澄んでいました。

昨秋の台風以来、機会があるたびに多摩川を訪れてきましたが、この約半年で再生したように思います。長かったような、案外短かったような・・・
堆積物を取り除いたり、壊れた橋や手すりを直したり、人の手で行われたことには頭が下がる思いです。
そして、自然の力のどんなに素晴らしいことでしょう! 折れた枝からも新芽が出、花も咲いています。茶色く濁っていた川の水も、川底の藻の一本一本が見えるほど透き通っています。
どんなことがあっても、希望を失ってはいけないと川は教えてくれているようでした。

御岳渓谷を後に、帰路は吉野街道を・・・途中、釜の淵公園という所にも寄ってみました。木の枝でお昼寝する猫、エメラルド色の川のことなど、その様子は、また次回に♪

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| 10:46 | のはら | comments(10) | trackbacks(0) |
雨上がりの河原で
080512_1038~001_001.jpg午後になって雨が上がったので、羽村の多摩川に寄ってきました。チューリップまつりも終わって、静かないつもの散歩道♪ 
雨のためか水量が少し増えているようでした。河原にいたのは犬の散歩をしている女の人と私、シラサギが1羽だけ。上空にトビが2羽。いつの間にか茂っている葦の中に数羽のヨシキリもいたはずですが、姿は見えません。
元気なさえずりだけが聞こえました。
昨年の台風の後、河原はすっかり荒れてしまってどうなるのか心配しましたが、青々とした葦も生え、折れてしまったニセアカシアからも若葉が出て、花も咲いています。ホッとしました。

080512_1059~001_001.jpg台風の後、河原には色々な変化がありましたが、砂地が増えたのもその一つ。以前は無かったように記憶していますが・・・湿った砂の上に小さな草花が点々と育っていました。ありふれたヒメジョオンなどでも砂色を背景にすると何だか目新しく感じます。どこかの惑星を散歩しているような気持ちになりました。ここはどこの星かしら・・・なんて思いながら歩いていると、葦の茂みの中から何かいい香りが・・・

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080512_1058~002_001.jpg緑の中に、きれいな紫系のグラデーションのお花が咲いていました。形からするとマメ科の植物。ミニミニ・ルピナスという感じ。小さな扇のような不思議な形。ここには何回も来ているのに、見るのは初めてです。
帰宅してから、図鑑でマメ科の植物を調べてみると、すぐ見つかりました。
フリルのドレスの女の子は「クサフジ(草藤)」さんでした♪


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| 15:53 | のはら | comments(14) | trackbacks(0) |
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