日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
かすり雲
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昨夜から今朝にかけて、再び雪が舞うかも・・・と期待と不安をかき立てるような天気予報が出ていましたが、起きてみれば曇り空。
朝食を済ませた頃、窓の外をふと見ると、こんな空が広がっていました。
絣(かすり)の布を思い出しました。遊牧民の織物、キリムにもこんな雰囲気のがありそうです。
神さまは機織もお上手とみえますね。でも、根気強くはないご様子で、美しい空の織物は、ほんの5分程度で解かれてしまいました。



こちらは昨日の朝の空。
長〜い、長〜い帯のような雲が南の空の端から端まで伸びていました。
私のケータイの画面では全部が入りきらなかったくらい。
幅があるので、飛行機雲ではありません。

今まで細長い雲はたくさん目にしてきましたが、たぶん今回は最長記録だと思います。目で見ただけでもこうですから、実際の長さはどのくらいでしょう・・・10km? 20km? もっと? ・・・見当もつきません(>_<)

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| 15:44 | そら | comments(8) | trackbacks(0) |
1月の空から
            
夫が時々職場から持ち帰ってくる薄い広報誌に、インタビューの連載記事があります。今回は作家の椎名誠さん。
タイトルは何と「雲が私の学校だった」
影響を受けているものは何ですか? という問いに対して
「雲かな、空を飛ぶ雲。旅が多いですから、飛行機を降りた時には、だいたいそこにある広い空と同時に雲をながめていますね・・・」
まあ! 椎名さんも『雲見族』の仲間でいらっしゃいました。

昨年の秋から暮れにかけては、ずい分青空率(?)が高かったように思います。
雲ひとつ無いような空の日も例年より多かったという印象でした。

071224_1241~001_001.jpg今年に入ってからは、なかなか変化に富んだ空が続いています。空に変化をもたらしているものは、もちろん雲です。雲ひとつ無い青空は気持ちの良いものですが、続けば変化を求めてしまうのが人の心というものではないでしょうか。
この日は真っ青な空にプカリプカリと大きな雲が浮かび、まるで夏休みのようでした。

080101_1715~001_001.jpg日没が早く、まわりはすっかり暗くなってしまっているのに、一日を惜しむかのように山際だけが明るいこともよくあります。
この日のお日さまは、最後の最後まで粘って(笑)空を彩ろうと頑張っていました。そんなお日さまが愛おしくて、夜のカーテンが全て閉まるまで、私はベランダで佇んでいました。今日も一日お疲れ様・・・

080118_1645~002_001.jpg夕暮れ時から夜へと移り変わるひと時、影絵劇場が出現することがあります。
藤城清治さんの影絵のように繊細ではありませんが、何しろ本物の「天然色」
この夕べのプログラムは『船と2匹の細長いお魚』
さあ、どんなお話でしょう・・・
始まり始まり〜♪
こんな懐かしい橙色は冬ならではのものですね。

080123_0938~002_001.jpg先日の雪の日。
一番激しく降っていた時です。
カラー画像のはずが、水墨画の世界。
雲は夏の暑い時期を除いて氷の粒で出来ているそうです。ということは、雪は雲のかけらともいえるのでしょうか・・・
こんな日は空を見上げても、いったいどこからが雲でどこからが雪なのかよく分かりません。

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今日は久しぶりに冬らしい空が広がっています。
真っ白な富士山も見えます。奥多摩の山々はうっすらと雪化粧をして・・・

昨日は歩くのにも大変なくらいの北風でした。
今日も気温が低めですが、風は穏やかになったようです。
ガチョウさんに会いに川へ行き、図書館に寄って来こようと思います♪
            
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| 09:32 | そら | comments(10) | trackbacks(0) |
白い一日
080123_0959~002_001.jpg雪が積もりました!
先日の雪雲は東京を見事なまでに避けていきましたが、今回は予報通り、朝から雪となりました。
気象予報士さんたちは胸を撫で下ろしているかも(笑)
都心では早い時間から降っていたようでしたが、この辺では8時を過ぎてから・・・9時頃からは本降りに。
ベランダから見える隣の駐車場もどんどん白くなっていきました。

080123_1341~001_001.jpg車に積もった雪を取り除いて仕事へ・・・今日の訪問先は山に近いためか、積雪も多いようでした。一つも足跡の無い、真っ白なお庭を歩いていきます。山茶花の赤い花や、南天の実が雪をかぶって綺麗でした。
帰りに鹿のいる公園へ。鹿は雪の中でも、やはり静かで満ち足りた様子です。ケヤキの広場も静かでした。
まるで映画のワンシーンのよう。

080123_1349~002_001.jpg広い公園を歩いていくうちに、雪は雨に変わっていました。
この公園にただ1本ある蝋梅の木。暮れに来た時は固い蕾でしたが、花開いていました。蝋のような花びらは、雪と雨に洗われて、より透明感を増しているようです。
気温が低いためか、あの爽やかな甘い香りはしませんでした。
ここにはもう1人、会いたいお姫様がいるのです。

080123_1357~001_001.jpgそれは、この冬桜姫。
直径が1cmくらいしかないので、遠くからでは見落としそう。以前にも書きましたが、まるで雛あられのように可愛らしい桜です。
寒くて可哀想というより、今までからっ風に吹かれていたので、ホッとしているように見えました。ガラスの靴ならぬベールを被ったシンデレラという感じ♪

帰宅してみると、ベランダからヒヨドリが2羽、ピーヨ、ピーヨ♪と鳴いて飛び立ちました。
出かける前に置いていったパンは、ひとつ残らず無くなっていました。

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| 16:51 | のはら | comments(16) | trackbacks(0) |
冬の王女さま
            

本日は大寒。昨夜から雪が降るとの予報でしたが、朝起きてみると広がっていたのは灰色の空だけでした。
昨夜ベランダに出てみた時、雪が降る前の独特な空気が感じられなかったので「やっぱり・・・」
一応、娘たちを駅まで送ったり、出勤するのに支障が無いように、スコップ、車の雪を払うための道具、長靴などの用意はしておきました。
雪景色は美しくて大好きですが、少しでも積もるといろいろと大変です。
お休みの日に降ってくれないかナ・・・なんて。

関東地方は平年より寒い日が続いていますが、ベランダの薔薇が元気に咲いています。
昨年の暮れに我が家に来た時は、ほとんど枝しかない苗の状態でしたが、ただ一つだけ、小さな小さな固い緑の蕾がありました。
バラ園のご主人は、上手くいくと咲くかもしれないとおっしゃっていましたが・・・上手くいったようです!
新年を祝うかのように蕾はほころび始め、少しずつ色と形を変えながら咲き続けています。花の命はけっこう長い♪
薔薇の名は「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」
可憐な中に強さを秘めています。

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| 15:18 | のはら | comments(8) | trackbacks(0) |
はつゆき
080117_1128~001_001.jpg昨日の深夜から明け方にかけて初雪が降りました。
17日付朝刊によると、16日夜、大手町では約5分間、わずかに雪がちらついたとありました。
この辺ではもう少し降ったようです。朝起きてみると、薄く雪化粧した景色が広がっていました。
建物の屋根、木々、自動車や自転車、草地等は真っ白でしたが、道には雪が無く、黒く濡れていました。

一面の銀世界ではありませんが、違う町に来たよう・・・少し旅人の気分です。
私の愛車、キャロちゃんも雪にすっぽりと覆われていました。窓の雪だけは落として出かけました。

080117_1142~002_001.jpg青梅駅近くのお宅を訪問し、帰路、多摩川に行ってみました。いつかの「飛ぶガチョウさん」がいた所より10kmほど上流になります。
いつもは近くに「かんぽの宿」があるため、散策を楽しむ人も多いのですが、かなり寒く風も強いせいか人影もまばら。河原まで降りて歩いているのは私だけでした。
正確には白鷺さんも1羽いらっしゃいました。敬語が相応しいほど優雅で貫禄たっぷりです(笑)。
水面には鴨さんが3羽・・・この間は5羽いたのですが、あとの2羽はお休みでしょうか。
この3羽、目の前を驚くような速さでスーッと横切っていきました。
えーっ! まさか強風で流されているのでは?!
けれども白鷺の立っているあたりでちゃんと止まって揺れています。
その後、ゆっくり上流の方へ飛んでいきましたが・・・もしかすると流れるプールのように楽しんでいたのかもしれません。
鴨だって「遊びをせんとや生まれけむ」(?!)

台風の後、茶色く濁っていた川ですが、かなり回復し、川底の小石も見えるようになってきました。エメラルド色も復活しつつあります。
木の葉の舟がいくつも流れていきました。


080117_1127~001_001.jpg川のほとりには市立郷土博物館と昔の民家が建っています。朝の雪はほとんど融けてしまいましたが、藁葺屋根はまだ白く、日陰にはサラサラした雪が残っていました。
♪雪が降ってきた
 ほんの少しだけど
 私の胸の中に
 積もりそうな雪だった♪

何という題名だったかしら・・・中学の時、音楽の先生が教えてくださいました。
少し寂しいメロディーですが、雪を見るとつい口ずさんでしまいます。
きっと、先生のお気に入りの曲だったのでしょうね。

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| 14:29 | のはら | comments(9) | trackbacks(0) |
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