日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
橙色に染まって
071130_1342~001_001.jpg今日も朝から灰色の空。午後から時折小雨も降ってきます。
帰り道にあるこの公園、普段はウォーキングをする人がたくさんいます。
今日は小雨のせいか空いていましたし、こんな紅葉が目に入ってしまったら寄らない訳にはいきません。
雨に濡れた幹はしっとりと黒く、紅葉した木の下から見上げると、葉は透明感を増して、ステンドグラスのようです。
紅葉に酔って、寒さも忘れていましたが、帰宅してドアを開けようとした時、手がかじかんでいることに気が付きました。

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こちらは先日行ったジュンサイ池公園。アケボノスギが紅葉していました。
紅葉といっても、モミジのように紅くはならず、暖かそうな橙(だいだい)色。橙葉という言葉は無いと思いますので、とりあえず紅葉と表現しておきます。
去年の秋、ここの紅葉を初めて見た時はその色に驚きました。鮮やかなのに、見ていると心が穏やかになるような色です。私はモミジの紅を目にすると、気持ちが浮き立ってくるのですが、この橙は心を落ち着かせてくれます。
ここは和風庭園で、大きな石や、あずまやなどもありますが、周りに植えられている木はどことなく西洋風。水面にも映っている建物は、この公園の上方にあるスカイホールですが、これもシャープな近未来風。それで和と洋、昔と今が混ざり合った不思議な雰囲気になっています。
そうそう・・・時々見に行くアンネ・フランクの薔薇は、向って右の上方にあります。
アケボノスギはメタセコイアの和名。曙杉と書きますが、名前の由来はこの色でしょうか・・・

071124_1342~001_001.jpg右は、あずまやからの眺め。
さすがにあずまやのすぐ近くにはモミジや松などが植えられています。
モミジの紅葉は7〜8割といったところでしょうか。
私はこのくらい緑や黄色の葉が残っている様子が好きです。

この日は、普段は見かけない鴨が4羽、楽しそうに泳いでいました。
カワセミも1羽、岩の上にいましたが、ヒヨドリがピーッと鳴きながら飛んでくるとサッと逃げてしまいました。ふざけて追い払ったようにしか見えません。
ヒヨドリくん、我が家のベランダにもよく来ますが、パンジーの花は食べるし、チューリップの葉は齧るし・・・何かと腕白で困ります。とっても可愛らしい顔しているんですけれど(笑)

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| 16:11 | のはら | comments(6) | trackbacks(0) |
スケッチブックは持たなくても
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今日は朝から灰色の空。ずっと続いていた小春日和の日々は一区切り。
昨日は狭山池公園に行ってみました。こじんまりとした公園なので、時間があまり取れない時に寄ります。
小さいけれど三つ池があり、野鳥もよく見かけます。
夏に行った時は、ゴイサギの幼鳥「ホシゴイ」がいて感激しました。真っ黒な身体に星のごとく白い点の模様があるのです。ここはカワセミの生息地としても野鳥ファンの中で有名なようです。この日は見かけませんでしたが、私も何回か出会ったことがあります。羽のコバルトブルーと胸のオレンジ色がとても綺麗な鳥。
ここは日本庭園風の公園で、モミジやイチョウ、ケヤキ、ドウダンツツジなどが色づいて秋らしい風景になっていました。今まで噴水が出ているのは見たことが無かったのですが、水質浄化と酸欠防止のために設置されたそうです。

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昨日は久しぶりに、こんな雲も・・・紅葉(黄葉)の背景に見るのは珍しい気がします。
大きな池から少し離れた小さな丸池までは、細い散策路が続いています。私はこの道がお気に入り。猫がのんびり歩いていたり、岸から一段下がった所に洗い場があったり、木々の風情も何となく絵本の世界です。
小さな池の向うには野原が広がっていて、遠くに電車が見えることもあります。
スケッチブックを持っていたら描いてみたい景色ですが・・・

帰宅してポストを開けると、待っていたCDが届いていました。
村松健さんが音楽を手がけたアニメーション「スケッチブック full color’s」のサントラです。ジャケットも本当に素敵!
アニメは殆ど見ませんが、これは録画しておいて、時間のある時に見ています。
高校生の少女の何気ない生活がゆっくりしたテンポで描かれています。この女の子は美術部に入っていて、とってもシャイ。
名前は梶原空。「空ちゃん」なんです。「のはらとそらと」というブログの管理人にとって、これは何だかとっても嬉しい♪
私は美術部ではなかったけれど、高校では普通の教科の他にデザインを学んでいたので、いつもスケッチブックを持っていました。それで何だかとっても懐かしい♪
今はいつもスケッチブックを持っているわけではありませんが、たぶん心だけは(笑)いつかのままで、空や野原を見ているんだと思います。

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| 15:18 | のはら | comments(8) | trackbacks(0) |
夕空鉄道
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この前雨が降ったのはいつのことだったか・・・忘れてしまうくらい青空の日が続いています。
青空と一口に言っても、水色から深い青まで様々な色合いがあります。そこに雲という要素が入ってくるので、一日として、いえ、極端にいえば一分・・・一秒として同じ空はありません。
とはいえ、平凡な空と印象的な空があるのは確かです。
この日は後者でした。灰色の雲が遠近法で描かれたように、ある一点に向ってだんだん細くなっていました。
まるで夕日の国に向って走る汽車、それが残していった煙のよう・・・

銀河鉄道は夜空を進みますが、この汽車は夕空を走ります。
ジョバンニやカムパネルラではなくて、誰が乗っているのでしょう?・・・日没までのひと時、そんな空想をしながら楽しく過ごしました。
空想・・・あら、空という字が入っていますね!

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| 19:35 | そら | comments(6) | trackbacks(0) |
チャペル・コンサート♪
071119_1320~001.jpg昨日の午後、昭島駅にほど近いフォレスト・イン昭和館で行われたチャペル・コンサートに行って来ました。
ピアノの吟遊詩人、村松健さんのライヴです。

村松健さんって誰? と思われる方も、もしかすると知らないうちにCMなどでそのメロディーを耳にされているかもしれません。例えば、鳥越俊太郎さんが出演されているアフラックのCMで流れる優しい旋律が彼の曲です。

ここでのコンサートは約1年半ぶり。
前回は春でしたが、今度は紅葉の季節。
全国を飛び回って演奏活動されている村松さんが、ここ西多摩地方に来てくださる日をどんなに待っていたことでしょう。

写真は開演前の会場です。小さな教会の中に入ると正面がガラス張りになっており、四季折々の自然を背景として簡素な十字架が立っています。

永遠みたいな陽だまりで 旅立つ理由 柿の葉あつめ 月とお話し 封じ込められた光と影・・・人見知りなままで 微笑みのもと 光のワルツ・・・アンコールは、約束の渚。こうしてタイトルを並べてみただけでも、村松さんらしいセンスが感じられますね。
ピアノだけでなく、奄美の三線や、たて笛も演奏され、大満足のライヴでした。

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フォレスト・イン昭和館の庭にある小さな教会。
クリスマス装飾が施されていましたが、ブルーと白を基調としているのでとても清楚です。
コンサートが終了して帰る頃、教会の上に広がる空もブルーと白になっていました。

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チャペルの右手には、可愛らしいあずまや、左手には小川が・・・コンサートの余韻を楽しみながら、少し散歩して帰りました。
心安らぎ、美しいものに満たされたひと時でした。

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| 15:38 | 本・音楽・美術など | comments(8) | trackbacks(0) |
秋の公園で
071113_1251~001.jpg毎日きれいな秋空です。今日は朝のうち曇っていましたが、お昼頃からお日さまが顔を出しました。
去年は秋らしい日が少ないまま、冬になってしまいました。
でも今年は、秋の美しさをたっぷりと味わっています。
空を見上げれば様々な雲、星や月が・・・
野原を歩けば木々の葉、花や実がどんなに心を楽しませてくれていることでしょう。

この公園もすっかり晩秋の装いです。
少し前まで、針葉樹の深緑の中に、ユリノキの爽やかな明るい緑が映えていた一画。
今は訪れる度に黄葉が進み、輝くばかり。
今年もチャイコフスキーの曲が流れてくるようです。

この林を抜けると青々とした芝生が広がっています。
その向う側に見慣れない植物が見えました。木のような、草のような・・・花らしき明るい紫色も目立っています。
いったいあれは何?

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芝生を踏みながら近づいていきます。何だかワクワク♪
近くまで寄ってビックリ! 見上げるように大きいのです。木でもないのに3m以上あります。何でしょう・・・と思っていると、根元に立て札がありました。
[木立ダリア(皇帝ダリア)]
立派です! 花もたいへん美しくて、敬礼したくなるくらい。
その力強く伸びた茎にそっと手を当てると、透きとおった樹液の流れが感じられるような気がしました。

今日は夫の誕生日です。
私は6月生まれなので、やっと同い年になりました。二十歳になる年に知り合ってからずい分長いお付き合い。いつまでも坊やみたいな人で・・・きっと何年たってもそうなんでしょうね(苦笑)
散歩の後にケーキを買って帰りました。

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| 15:47 | のはら | comments(8) | trackbacks(0) |
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