日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・
夕空コレクション
070615_1837~001.jpg6月も明日で終わります。
本来、梅雨空の続く月ですが、今年は青空の広がる日も多く、美しい夕焼けもたくさん見られました。
撮りためた画像があったので、少しアップしてみました。

右の空は雨上がりだったと記憶しています。
お茶畑のように雲の畝が並び、そのまま暮れてしまうと思っていたら、思いがけず太陽が顔を出しました。
畝の一つ一つが紅色に染まり、ドラマチックな夕空となりました。
刻々と変化する雲と空の色に魅了されました。

下の写真もベランダからの風景。
何年か前にビルが建つまでは、奥多摩の山々が一望できたのですが・・・
でも、このシルエットを汽船に見立てて、どこかの港にいるつもりになって楽しみます。
横浜、鎌倉、熱海、湯河原、函館、直江津、犬吠埼、木更津、館山・・・訪れたことのある海を思い出したり。山々を見ているのに可笑しいのですけれど。

日没後、月や星が輝いているのに、いつまでも綺麗な茜色の残っている日もありました。
そういえば、この6月は星がよく見えましたが、見慣れていない梅雨時の夜空は、星座を見つけるのが難しかったです。

070616_1853~001_001.jpg 070527_1809~001_001.jpg 070611_1552~001_001.jpg 070620_1926~001_001.jpg 
 
| 14:05 | そら | comments(9) | trackbacks(0) |
夏至も過ぎて・・・
070519_1138~001.jpg公園の片隅。
桜が咲いていたのはもう遠い日のこと。
白木蓮の大きな花弁が青空に揺れていたのもずい分前のこと。
ハナミズキも花は若葉と交代し、サルスベリの花はまだ咲きません。
あんなにたくさん咲いていたタンポポは、小さな綿毛になって、どこかへ飛んでいってしまいました。

紫陽花の無いこの公園に、今の時期、華やかさはありません。
ことに昨日のような曇り空の日には、一見、緑だけの世界のようです。
その緑さえ、お日さまの光なしには輝きも鈍りがち・・・

でも、薄暗い木々の間に立って、まるで家の窓から外を眺めるようにしてみると、意外なほどに明るい、草の色、空の色、風の色!
そして晴天のもとでは、決して感じることのない青や紫系の色。静かな静かな美しさ。
草の間に、ひっそりと咲く露草。蜜蜂が飛び回っている白つめくさ。
綺麗なまだら模様の幹のもとに、咲いていた時のままの姿で無数に落ちている夏椿の花。
目立たない質素な衣装をまとった今の公園も好きです。

070625_1033~001_001.jpg 今日はまるで軽井沢にでもいるような、少し湿り気のある涼しい天気。
 何匹かのお散歩中の犬に出会いましたが、みんな元気そう。
 ところどころでキノコたちにも出会いました。こちらも皆元気そうでした。
 
 もう夏至も過ぎ、今は日毎に昼間の時間が減っていると思うと・・・
 何だか不思議な感じです。
 残り半年を、また新たな気持ちで丁寧に暮らしていきたいと思います。

| 14:50 | のはら | comments(7) | trackbacks(0) |
水と光の
070610_1508~001.jpg昨日は、関東地方にも待望の雨。
少し元気が無かった紫陽花も、瑞々しく微笑んでいるようでした。

小止みの時を捉えて、蓮の栽培地に寄ってみました。
水田の中の一画で「大賀ハス」が育てられています。

まだ葉も小さく、花が咲く兆しもありません。
けれども水面を見ているとなかなか面白いのです。
葉や茎が映っている様子が何とも不思議。
そして、鉛色の空のはずが、綺麗な淡い青紫の空!

梅雨が明けた頃には、ハスは今の倍以上大きくなっているでしょう。
そして真夏には、茂った葉の間から、すくっと伸びた立派な花を咲かせるはず。
その頃には、もう大きくなった葉っぱで水面は見えないでしょう。もちろん、この不思議な色の空も・・・
花々の上には、くっきりした「本物の夏の青空」が広がっていることでしょう。

070515_1424~001_001.jpg 今日は朝から晴れています。
 昨日、雨が降ったことなど忘れてしまいそう。
 
 ここはジュンサイ池公園。
 
 夜の池に、月が写っているように見えますが、実は真昼の光景です。
 水面の上に広がっているのは、青い空。輝いているのは太陽。
 
雨の日なのに、水面は晴れた日のよう・・・
昼間なのに、月の輝く夜空みたい・・・水と光の魔法ですね♪

| 16:48 | そら | comments(8) | trackbacks(0) |
ふりそそぐ光
070526_0938~001.jpg梅雨入りしたはずですが、関東地方は今日も見事な晴天です。
仕事の帰りに、アンネの薔薇に会いに行きました。
今、どうしているかなぁ・・・と、つい気になってしまうあの子(笑)
メインの公園からは少し外れている所にいるので、見てあげる人も少ないようです。本人は、そんなこと全く気にせずに、一人静かに暮らしているのがまた愛おしい。
今日も真夏のような暑さの中、健気に咲いていました。

薔薇の隣には青桐の苗木が、これも元気に立っていました。
根元の黒い石にはこんな説明が刻まれています。

昭和20年8月6日広島爆心地から北東へ1.3Km中国郵便局の中庭で被爆したアオギリは爆心地側の幹半分がえぐられてしまいました。
しかし、焦土の中でも青々と芽を吹き、実をならせました。この実から採取した種を育て、平和の尊さを伝えるため、「被爆アオギリ二世」として全国各地で植樹されています。

春先には数枚の小さな葉が出ているだけでしたが、今はこんなに青々と・・・。
肉眼では見えなかったのに、降り注ぐ光が写っていました。

070616_1008~001_001.jpg 同じ一画に、ニューフェースがいました!
 白い夾竹桃の苗木です。
 私より背丈が小さいのですが、もう花を咲かせていました。
 根元には綺麗なプレートがあり、こう書かれています。

  タイ王国児童による記念植樹
  夾竹桃(タイ語 ティンペット)

タイ語の表示もありましたが、残念ながら再現できません。
タイの子どもたちが来て、植えたのでしょうか。
さぞ可愛かったことでしょう・・・立ち会いたかったですね。

070526_0957~001_001.jpg  木陰の遊歩道を歩いていくと、高いコンクリート壁の上から白い花のシャワー
 が。何十本という蔓がカーテンのように下がっているのです。
 風に吹かれて、パラパラと落ちてきます。
 あたり一面に漂っている良い香りはこの花が発しているのでした。
 手に取れば、ジャスミンティーのような強い香り。
 落ちてきたばかりの綺麗な花をいくつか拾って持ち帰りました。
 今も隣で香っています。
 ジャスミンの仲間かと思いましたが、調べてみるとテイカカズラでした。

テイカカズラの「テイカ」は式子内親王を愛した藤原定家の名から。亡くなった後も彼女を忘れられず、ついに「定家葛」に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づいているそうです。
驚くべきことに、これはキョウチクトウ科の植物でした。蔓や葉からはとても同じ科と思えないのですが、花に注目すれば確かに似ています。

| 16:48 | のはら | comments(9) | trackbacks(0) |
あじさい日和
070618_1114~001_001.jpg今日は朝一番で、愛車の定期点検のため、ディーラーさんの所に行って来ました。
エンジンオイルの交換と室内清掃、洗車もしてもらって、ピカピカになった愛しのキャロちゃん! (車のニックネームです)
今は軽自動車も大型化していますが、この車は古い型で、小さいのです。
でも、可愛いデザインでとても気に入っています。できるだけ長く乗っていたいので、点検は欠かせません。

お店から少し足を延ばすと、紫陽花の綺麗なお寺があるので寄ってきました。
曇って時折雨もパラパラ・・・あじさい日和でした。
「塩船観音寺」真言宗の古刹です。本堂は茅葺屋根の葺き替え中。写真は「招福の鐘」です。

070618_1059~001_001.jpg 本堂の右手裏に紫陽花苑が広がっています。
 普通の紫陽花の他に、こんな紫陽花もありました。
 このごろ園芸店でもよくみかけるようになった柏葉紫陽花。
 私は今年初めて、この品種を知りました。
 花は円錐形に咲き、葉はその名のとおり柏の葉の形です。
 一重と八重があり、まるでウエディングドレスのようです。
 紫陽花というよりはハイドレンジアという感じ。

070618_1054~001_001.jpg濃い赤紫から真っ青なものまで、様々な色の額紫陽花も咲いていました。
「墨田の花火」も何本か。
紫陽花を見ながら、心弾んで歩いていると、いつの間にか見晴台の近くまできていました。晴れていれば、かなり遠くまで見渡せますが、今日は曇っていたので近くだけしか見えません。
それでも高い所は気持ちがいい! 吹く風も冷たく、木々の香りを含んでいました。
普段は落ち着いた年配の方に見える松も、今は若葉が出て、イキイキとした少年のようでした。

| 14:55 | のはら | comments(11) | trackbacks(0) |
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