2017.01.06 Friday
久しぶりのスケッチ
日々野原や空で見つけたものを綴ります
心の野原や空で見つけた本や音楽、絵などのことも・・・ |
2008.12.27 Saturday
今年も ありがとう♪
大好きな絵本のひとつ『シャーロットと白いうま』(ルース・クラウス 文 モーリス・センダック 絵) をアレンジして描いてみました。茶色の木箱があったので。中には絵葉書を入れようと思います。 何と言うことのないストーリーですが、絵がとても素敵な本です。 センダックの絵は様々で、大好きなものもあれば、そうでもないものも。これがターシャの絵ならば、どれも好きだと言えますが・・・。 「好き」というのはとっても不思議。 村松健さんの音楽や、池大雅の書画も同じタイプです。 ちょっとこれはね、というものもあるのですが、好きなものは、ものすご〜く好き!(笑) 昨日の午前中に書類を提出して、今年の仕事は終了。 来年まで、今日を含めて5日間となりました。 普段行き届かない所の片付け、お節料理作り、読書、スケッチなどを少しずつ楽しみながらやっていくつもりです。 空を時々見上げつつ・・・ 天気の良い日は、カワラノギクなど愛でながらお散歩しつつ・・・ 今年は新潟と京都へ旅することもできましたし、コンサート、美術展、講演会などへも行くことができました。 普段の暮らしにおいても色々な発見があり、よい1年を過ごすことができたように感じます。 ブロクを通してのお付き合いも楽しく、また様々なことを教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 東京は暖かい日が続いていましたが、ここへきて冬らしい寒さになりました。 皆様、どうぞお身体にお気をつけて、新しい年をお迎えください。 JUGEMテーマ:日記・一般 | ||
2008.03.10 Monday
一つの物語から
先日、図書館の新刊コーナーで「海に住む少女」という本を見つけました。ジュール・シュペルヴィエル(1884-1960 ウルグアイ出身のフランス人作家、詩人)による短編集です。今度新訳による文庫本になりました。 あっ!と心の中で小さく声を上げ、懐かしくて借りてきました。 私はこの作家に詳しいわけではありません。作品集を読むのも今回が初めて。なのに何故懐かしいかというと、ちょっとした思い出があるのです。 学生時代の夏休み、ある公立図書館でアルバイトをしました。 私を含め何人かは休み中だけの短期バイトでしたが、少し年上のF君は長期で働いていました。W大の仏文科を中退し、司書を目指して勉強しながら、童話や詩も書いていました。 お昼休みなどに皆でバドミントンをしたり、話しているうちにだんだん親しくなりました。 彼は美術にも詳しくて、好きな画家も同じだったり、好きな本も似ていたり・・・ ある日、原書と原稿用紙を見せてくれて「これ、自分なりに訳してみているんだけど、けっこう難しいんだ」 1枚めの原稿用紙には「沖の娘」と書かれていたように思います。シュペルヴィエルという名も。 図書館で「海に住む少女」という題名を見て、これはあの時の「沖の娘」に違いないと思いました。シュペルヴィエルという名を見て確信し、ページを繰ってみるとやはりそうでした。それをきっかけに、その頃の様々なことが心に次々と浮かんできました。F君のことだけでなく、大学のキャンパスの風景、クラスメートたち、その頃飼っていた愛犬のことまで・・・ 昨日は久しぶりに綺麗な夕焼けを見ることができました。夕焼けの赤い色は思い出の色〜♪というベティ&クリスの歌がありましたっけ・・・ F君とはその後、手紙のやりとりなどもしていましたが、私も就職し、進む道も違って少しずつ疎遠になっていきました。鎌倉の街に移り住み、アルバイトをしながら司書の資格を取得し、図書館で働き始めたところまでは知っているのですが・・・あれからどうしているでしょう。 今も私の本棚には誕生日のお祝いにもらった一編の童話があります。 私が贈った小さな絵はどうなったでしょう・・・もう残っていないような気もします。それはそれでいいかなぁと・・・。 その頃、よくこんな感じの絵を描いていました。 私はどちらかといえば、目の前にあるものよりは、心に浮かんでくるものを自由に描く方が好きでした。 最近はそのような絵を描いていませんでしたが、懐かしい一つの物語があの頃の心を運んできてくれたのかもしれません。 JUGEMテーマ:イラスト(^^) | ||